ラングドック地方の特色といえば、通常ワインの他に作られている2種類の天然甘口ワインです。それがこの2つ。
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■ヴァン・ド・ナチュレ(Vins doux Naturel) |
ワインの発酵期間中にアルコールを添加し、発酵を止めて果実味を残し、甘く仕上たものです。
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■ヴァン・ド・リキュール(Vins de Liqueur) |
発酵していないブドウ果汁のなかに、コニャックやアルマニャックなどのブランディ(オー・ド・ヴィ)を加えて樽熟させて甘く仕上たものです。
いずれも、あまり日本には入ってきていませんが、味としては、ヴァン・ド・ナチュレはどちらかというと、さわやかな甘み。
ヴァン・ド・リキュールはしっかりとコクがあり、食後酒に・・・という感じです。
ヴァン・ド・ナチュレでは「ミュスカ・ド・フロンティニャン(Muscat de Frontigna)」や「ミュスカ・ド・ミルヴァル(Muscat de Mireval)」
ヴァン・ド・リキュールでは、「バニュルス(Banyuls)」「リヴサルト(Rivesaltes)」があります。
他にも、「ランシオ(Rancio)」という、ワインを30リットルくらいのガラス瓶に入れて、太陽にさらし、酸化熟成させたシェリーのようなワインもあります。
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